22/07/10親離れ

トーゴ産WCから累代した3世代目の幼体です。3〜4枚目は参考成体画像になります。

気質穏やかな種が多いアオムカデ亜科に属しながらもオオムカデ属に匹敵する餌への貪欲さを持つ事がリシダムカデ属の特徴として挙げられます。
リシダムカデ属に属する本種は体長の上限が10cm程度とやや小型種ですが、前述の気性の荒さに加え鋭利な曳航肢や光沢のある深緑色の背板が独特な雰囲気を漂わせており、サイズを補って余りある魅力を持っています。

本種は多頭飼育の適性が高いムカデです。現在1ケースにつき数十匹単位での多頭飼育を行っており、多頭飼育下で交接を行わせています。

成長は非常に早く、餌が適切に行き渡るよう管理すれば1年弱で性成熟を迎えますが、幼体が非常に小さい事に加え一日のうち大半の時間を土中にて過ごす性質を持ちます。
基本的に土中に潜ってはいますが、部屋を暗くして暫く経つと地表を徘徊し始めますので置き餌が有効です。
また、床材にトビムシを繁殖させることにより親離れ直後の極小の幼体への給餌と床材の環境維持を両立できるため、私の場合は置き餌(レッドローチ)の設置とシロトビムシの繁殖の両方を行っております。

ヤマト宅急便80サイズにて保冷剤を同梱して発送いたします。
死着補償はございませんのでご了承いただけますと幸いです。